太田~鵜沼2006.11.24
新幹線から在来線を乗り継いで美濃太田駅に到着。
徒歩で太田の渡し跡に向かう。
堤防を越えて木曽川の河原に下りると一帯は整備工事中で、渡し跡を示すような物は見当たらない。
12:18PM、大体この辺だろうというところで街道歩きを始める。
すぐに堤の上を歩くようになる。
その堤防を下りて太田宿に入る。
太田宿には旧い家屋がいくつも建ち並び、その多くが内部を見学できる。
夫婦の記念写真のシャッターも快く押してくれた。
本陣は立派な門だけが残されていた。
太田宿を出て、また堤の上を気分良く歩いたのも束の間、旧中山道は国道21号線に飲み込まれる。
この辺りは工業地帯で、大型のトラックが絶え間なく行き交う脇を小さくなって歩く。
いささかうんざり。
1時間ほど歩いた頃、街道の右手に
「右江戸善光寺 左せきかじた」
と刻まれた道標を見つけた時は疲れてしゃがみ込んでしまった。
11月の陽が傾く頃、左手の廃業したドライブインの脇から階段を下りて、小トンネルで今まで歩きて来た国道をくぐると突如山道に入る。
樹木が頭上まで覆って薄暗い山道を抜けるとそこにうとう峠一里塚があり、そこから公園の敷地内になる。
公園を出て旧道が最も南下してV字に反転する地点で今日の街道歩きを終了し、木曽川沿いの、犬山城が見えるホテルに向かった。